8月3日、卓球の女子シングルス3位決定戦が行われ、早田ひな選手が銅メダルを獲得しました。
激戦の中、ずっと目についたのは左腕のテーピング。
試合中はSNS上でも早田選手を心配する声が。
この記事では早田選手の怪我はいつからなのか、団体戦への影響はあるのか、解説していきます。
早田ひな・銅メダル獲得の瞬間
まずは早田選手が個人戦で銅メダルを獲得した瞬間をご覧ください。
試合が終わるとその場に泣き崩れた早田選手。
韓国のエースとの対決を制し、メダル獲得は日本シングルス史上3人目という快挙をなしとげました。
この時の対戦相手のシン・ユビン選手は試合後、早田選手の怪我を気遣う行動を見せたことも大きく話題となりました。
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腕の負傷からメダル獲得までの経緯まとめ
いつから腕を痛めていた?
早田選手は試合後のインタビューで腕の負傷について語りました。
インタビューでの早田選手コメントは以下の通り。
おとといの試合(準々決勝)で腕を痛めてしまい、昨日はそのギャップで自分の現実を受け入れられないままプレーした。今日も練習の時は同じような感じだったけど、ドクターに注射をしてもらったら、もしかしたら行けるかも……という状態に戻って来たので、自分を信じて戦うしかなかった
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腕を痛めたのは準々決勝とのこと。
準々決勝は北朝鮮の選手とのフルゲームの激闘でした。
これまでの蓄積疲労などもあり、限界を迎えたのでしょう。
準決勝で敗退→7時間の治療
準決勝ではその痛みから本来の実力を発揮できず、世界ランキング1位の孫頴莎選手にストレート負けを喫します。
早田選手としては歯がゆい思いだったことでしょう。
準決勝敗退から、3位決定戦までに残された時間は約20時間でした。
その間、早田選手は医師から7時間にもおよぶ治療を受けたとのこと。
試合5分前の注射で「やれるかもしれない」
治療を続けましたが、3位決定戦の直前までは相当状態が悪かったといいます。
早田選手のコメントは以下の通り。
試合に入る5分前までは自分が100ができるとしたら、20、30%の力でどう戦うかという状態。でも、注射で100%くらいに5分前に戻ってきた。そこからは後悔しないように1ゲーム1ゲーム集中してやっていた
試合開始の5分前に痛み止めの注射を打ったことで、「なんとかやれるかもしれない」という状態になったそうです。
「まさか神様にこんなタイミングでいじわるされると思わなかった」とも語った早田選手。
怪我を乗り越えて獲得した銅メダルにはきっと特別な思いがあることでしょう。
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怪我の団体戦への影響は?
早田選手の戦いは個人戦だけではありません。
銅メダル獲得から一日空けた8/5には団体戦が始まります。
卓球・団体戦の日程まとめ
団体戦の日程は以下の通り。
8月5日(月)
- 10:00〜13:00 男子・女子団体1回戦 第1、2試合
- 15:00〜18:00 男子・女子団体1回戦 第3、4試合
- 20:00〜23:00 男子・女子団体1回戦 第5、6試合
8月6日(火)
- 10:00〜13:00 男子・女子団体1回戦 第7、8試合
- 15:00〜18:00 男子・女子団体準々決勝 第1試合
- 20:00〜23:00 男子・女子団体準々決勝 第2試合
8月7日(水)
- 10:00〜13:00 男子・女子団体準々決勝 第3試合
- 15:00〜18:00 男子・女子団体準々決勝 第4試合
- 20:00〜23:00 男子団体準決勝 第1試合
8月8日(木)
- 10:00〜13:00 男子団体準決勝 第2試合
- 15:00〜18:00 女子団体準決勝 第1試合
- 20:00〜23:00 女子団体準決勝 第2試合
8月9日(金)
- 10:00〜13:00 男子団体3位決定戦
- 15:00〜18:00 男子団体決勝
- 18:00〜18:30 男子団体表彰式
8月10日(土)
- 10:00〜13:00 女子団体3位決定戦
- 15:00〜18:00 女子団体決勝
- 18:00〜18:30 女子団体表彰式
まだまだ戦いは続きます。
早田選手は団体戦にも出場!?
怪我をしている早田選手ですが、治療を受けつつ団体戦にも出場する方針です。
早田選手本人のコメントはこちら。
平野選手と張本選手は(今大会の)メダルを持っているわけじゃないので。メダルに向けて、自分はどうなってもいいと思っているので。メダルを獲るために、3人で一致団結して金メダルを目指して頑張りたい
チームメイトの平野選手と張本選手のためにも、怪我を押して出場する覚悟のようです。
早田選手の腕の状態が一刻も早く良くなることを願うばかりですね。
号泣銅の早田ひな 団体へ悲壮覚悟「自分はどうなってもいい」 平野と張本のため「メダルに向けて」 (msn.com)
まとめ
白熱の個人戦が終わりましたが、まだまだ戦いは続きます。
今後も早田選手を応援していきましょう!
それではまた。