日本勢も多数メダルを獲得するなど、大きな盛り上がりを見せている2024パリオリンピック。
しかし、今年のパリ五輪では、日本代表の試合での誤審騒動が巻き起こることが少なくありません。
一部では「開催国を有利にさせようとしている」「アジア人差別だ」などの激しい批判もあり、「誤審ピック」と揶揄する声も。
この記事では大きく話題になった疑惑判定について解説します。
ぜひ最後までご覧ください。
男子バスケ:疑惑のファウル・アンスポ
まず初めに大きく話題となったのが男子バスケでの判定。
疑惑の判定が起きたのは、日本時間・7月31日にリールで行われた1次リーグB組の第2戦でした。
格上とされる、開催国・フランス相手に日本が何とかくらいつき、最終局面でリードしていた、そんな試合でした。
疑惑の判定はその試合終了間際でした。
相手選手に触れていないように見える河村勇輝選手にファウルがコールされたのです。
下の画像がSNS上で拡散され、大きく話題になりました。
実際、この写真だけでなく、このシーンを映像で見ても河村選手は相手に触れていないように見えます。
そして、このファウルが無ければ日本の勝利がほぼ確定していたことも事実。
また、この試合では八村選手への不可解なアンスポがとられ、退場処分となったことも話題に。
2つのプレーの詳しい状況についてはこちらで詳しく解説しています。
また、このときファウルの笛を吹いた女性審判も大きく話題となりました。
詳しくはこちら。
柔道:相次ぐ誤審騒ぎ
今大会の柔道では日本代表の試合のみならず、誤審騒ぎが相次いでいます。
審判の質に課題がある、という以下のような記事も。
柔道の誤審騒ぎは「今回が特に多いと思えない」 審判の質に課題も…ここまで過熱した理由と違和感 – ライブドアニュース (livedoor.com)
ここでは、日本で大きく話題となった2件を解説します。
永山竜樹選手の「待て」騒動!?ガリゴス選手から謝罪も
問題の試合は柔道男子60キロ級の準々決勝。永山竜樹選手とガリゴス選手(スペイン)の対戦でした。
ガリゴス選手の絞め技をこらえていた永山選手は審判の「待て」で力を抜いたとのこと。
しかし、ガリゴス選手はそのまま絞め続け、永山選手は意識を失って一本負けに。
永山選手はその後、敗者復活戦を勝ち上がり銅メダルを獲得しましたが、この判定に対する批判は止みませんでした。
残念ながら、SNS上では主審を務めた女性審判、エリザベス・ゴンザレスさんへの誹謗中傷の投稿も。
また、その後の永山選手のXで、ガリゴス選手から謝罪があったことが伝えられました。
不可解な結末ではありましたが、本人たちが納得できていれば幸いですね。
団体戦でのルーレット不正疑惑
続いて、物議を醸しているのは、現地時間8月3日に行われた混合団体決勝です。
こちらも相手は開催国・フランス。
勝負は拮抗し、3勝3敗の状況から、ルーレットで選ばれた代表戦で決着がつくことに。
ルーレットの結果は90キロ超級。フランス代表の90キロ超級選手はフランス柔道界の英雄にして、絶対王者のテディ・リネール選手。
リネール選手が登場するように仕向けたのでは?という疑惑がもたれているのです。
しかし、この件はあくまで憶測にすぎません。
ルーレットに不正はなかった、とする以下のような記事も。
「日本は不運だった」疑問大噴出のルーレット方式に仏柔道連盟会長が持論「不正はない。IOCが管理している」【パリ五輪】(CoCoKARAnext) – Yahoo!ニュース
柔道団体 “茶番疑惑”を東京金メダリストが完全否定「五輪で不正は絶対ない」誤審疑惑にも「僕が見た感じいつも通りだった」 (msn.com)
これまでのフランス有利の判定などから不満が募り、SNSで懐疑的な意見が広まってしまったのでしょう。
男子サッカー:細谷の一ミリ
サッカーで話題となった判定が、準々決勝の日本対スペインでのワンシーン。
問題は前半40分、FW細谷選手が相手DF3人に囲まれながらも、相手を背負いながら前を向き右足シュートでゴールを決めたかと思われた場面です。
同点に追い付いたかと思いきや、VAR判定の末に取り消しに。
細谷選手のつま先がわずかに出ていたとしてオフサイドとなったのです。
スローで見ると、確かに右足がディフェンスよりもゴール側に出ていることが確認できます。
しかし、この時の体制は完全にディフェンダーよりも手前に位置しており、これをオフサイドとするのは本来のルールの意図するところではない、として議論が巻き起こりました。
日本ゴール取り消しに海外記者も異論 オフサイドの“改革”訴え「常識が必要。オンサイドだ」 – ライブドアニュース (livedoor.com)
この時もSNSでは「また誤審?」「誤審ピック」などの書き込みが続きました。
この試合はこのシーン以前にもフラストレーションがたまる判定があり、ここで視聴者の不満が爆発した形となりました。
まとめ
パリオリンピックの疑惑判定についてまとめました。
審判も人間ですから多少のミスはあるでしょう。
しかし、この大会のために全力を尽くしてきた選手たちのためにも可能な限り正確で、公平なジャッジがなされることを願います。
それではまた。