渋沢栄一が描かれた新一万円札について、結婚式のご祝儀に用いることが「マナー違反」との話題が。
この記事ではマナー違反と言われる理由や、世間の声をまとめました。
ぜひ最後までご覧ください。
なぜマナー違反と言われる?
渋沢栄一は不貞を連想させるため
渋沢栄一さんは「日本資本主義の父」とも呼ばれる実業家で、日本の経済への功績ははかり知れません。
その一方で、「大勢の妻妾との間に17人以上もの子供がいた」などの「女好き」エピソードも。
そんなエピソードもあり、
「渋沢栄一は不貞を連想させるため結婚式のご祝儀には福沢諭吉の旧札を使うのがマナー」
という驚きの新マナーがささやかれているのです。
結婚式のご祝儀のマナーといえば?
もともと「マナー」が細かい結婚式のご祝儀。
例えば、
- 偶数の金額で入れてはいけない
- 新札のほうがいい
など。どちらも別れを連想させないためです。
1度こういった話題が上がってしまったため、渋沢栄一に関する新マナーも定着してしまう可能性は十分にありそうですね。。
SNS・ネット上の声
「新マナー」への否定的な声
この新マナーに対してSNS上では否定的な声も多数挙がっています。
どうやらこの新マナーは特定のマナー講師が言い出したものではなく、SNSでネタとして投稿されたものが拡散された結果できたようです。
3割の人がマナー違反と感じる!?
その一方で、とある式場探しサービスを行う会社の調査によると、
渋沢栄一の新紙幣をご祝儀に使うことに対して、およそ3割もの人がマナー違反だと感じている
という驚きの結果も。
詳しい調査方法などは不明ですが、一定数、新マナーを信じている人もいるようですね。
参考:新1万円札は祝儀に不適切? 渋沢栄一は「不貞を連想させる」 「新マナー」にまで(テレビ朝日系(ANN)) – Yahoo!ニュース
ブライダル業界は「慣習にとらわれる必要はない」
ブライダル業界からは、この新マナーは「行き過ぎたマナー」との声も。
やはり、こういったマナーに限らず、世の中の習慣にとらわれすぎる必要はないといった意見が多数を占めているようにも感じます。
渋沢栄一のプロフィール
最後に簡単に渋沢栄一のプロフィールをご紹介します。
- 名前:渋沢 栄一(しぶさわ えいいち)
- 生年月日:1840年3月16日
- 没年:1931年11月11日
- 出身地:埼玉県
渋沢栄一さんは、幕末期から昭和初期までの長きにわたり活躍した「日本資本主義の父」と呼ばれる実業家です。
まとめ:新マナーにとらわれる必要はない??
渋沢栄一の新一万円札に関するご祝儀のマナーについてまとめました。
もともと賛否の割れやすいマナー論。
もともと、「ご祝儀には新札を包む」というマナーも存在します。
両方のマナーを守るのであれば、わざわざ福澤諭吉が描かれた旧紙幣の新札を用意しなくてはならず、今後無理が出てくることは間違いありません。
目先の謎のマナーにとらわれず、祝福の気持ちを込めることが何より大切なのかもしれません。
それではまた。