今回は、かつて人気ホラー映画監督であった園子音さんは一体何をしてしまったのか、また園さんの性加害の被害者にあった女性の一覧などについてご紹介します。
さらに、園さんと現在裁判トラブルでもめている松崎悠希氏の告発とはどんなものであったのか、その詳細をご紹介します。
最後までお楽しみください。
園子温は何をしたのか
性加害問題の概要は
園子音さんの性加害問題は、2022年4月5日発売の週刊誌『週刊女性』でリークされ、その衝撃的な内容に多くの問題があがりました。
問題はその内容についてですが、現在『週刊女性』の記事は削除されているものの、『週刊女性プライム』ではその生々しい内容の一部が残っていましたので、皆さんにご紹介します。
しかし、その裏では立場を利用して女優たちに関係を迫っていたといい、「週刊女性」には、実際に園から「仕事あげるよ」と言われて性行為に応じたという女優の証言も。さらに、別の女優はある飲み会がきっかけで園の部屋を訪れた結果、無理やりキスをされたり、ベッドに押し倒されたりしたことを証言している。
出展:週刊女性プライム
どうやら、複数の女性に「映画に出させてあげる」などと言って、いいより性的な関係を求めていたのではないかとの事でした。
また、中には懇意である俳優の坂口拓さんが女性を連れ込んでくるということもあったといわれていわれており、これは坂口拓さんも認めていました。
一人だけではなく複数の女性にセクハラを行っていたとの事です。
その後、週刊女性に対して園子温さんは提訴を行い、記事の削除で和解となりました。
被害女性は誰
園子音さんのセクハラの被害にあった人として有名なのは、女優の千葉美裸さんです。
当初、「週刊女性」では匿名で証言を提供していましたが、次第に千葉美裸さんはSNSや複数のオンラインメディア上で、実名と顔を暴露。
ちなみに暴露内容は以下のようなものであったとの事です。
──10年ほど前、「俳優T」宅での飲み会に参加して千葉さんが帰ろうとした際、Tの後輩俳優に引き止められ、口論になった。後日、Tからそのことを謝りたいと連絡があり、会ってランチをした後、Tの誘いで園氏の自宅に同行。千葉さんと園氏が部屋で2人きりになったところでキスをされたり、体を触られたりしたが、必死に逃げた……。
出展:現代ビジネス
現在は削除されており確認することはできませんが、Youtubeでは以下のように自身が園氏のセクハラ被害者であることを暴露していたみたいです。
「『週刊女性』に載っております『被害者C』というのは私、現在デザイナーで荒木美裸と名乗っておりますが、もともと女優活動をしておりました千葉美裸でございます。(略)
こうして、私が名前も顔も隠さずにいることが、少しでも、私以外の被害女性の力になればと思い、そういうふうにさせていただいております」
出展:現代ビジネス
さらにはAbema TVにも出演その生々しい経緯を暴露しました。
そんな千葉美裸さんですが、週刊女性と園子温との裁判の間にあった2022年12月に突如自殺を行い、この世を去りました。
死の間際には以下のようなツイートをTwitterで書き込んでいました。
「私が自殺すれば、彼らの罪を証明できるだろうか。痛みが伝わるだろうか」
出展:MSN
恐らく、園子音さんにされた性加害がフラッシュバックしたのか、あるいは園子音さんのファンに誹謗中傷を受けたことが精神的苦痛となってのか、定かではありません。
ちなみに、千葉美裸さんはシングルマザーとして子供を育てていたという背景があります。
過去に書かれたTwitterには、子供へのメッセージのこもった投稿もされていました。
《息子が大人になった時。世界は少し優しくて、暖かくて、自由を謳歌できる安全な世界になっていますように。まだ幼い足跡。ママも一緒に歩くよ》
出展:MSN
息子をとても愛していたのでしょう。
被害を受けた疑惑の女優一覧は
現在、園子音さんに性加害を受けたのは千葉美裸さん以外は詳しい情報はわかっていない状況となっていますが、過去に園子音さんが雑誌『映画秘宝』で不審なことをいっていたことから、被害者は多いのではないかと指摘する声もあります。
現時点で、園子音さんから性加害を受けたことを本人の証言も含めてわかっているのは、千葉美裸さんだけとなっています。
しかし、週刊女性の記事が上がった当初には「園子温の性加害を出演女優らが告発!」といったようなタイトルが上がっていたことから、千葉美裸さん以外にも被害者は多くいたことが確認されています。
しかし、千葉美裸さん以外の被害者は明確にわかっていません。
また、過去に映画雑誌『映画秘宝』では、以下のような発言をしていたとして、拡散されることもありました。
このことから、園子音さんが監督した『TOKYO TRIBE』に出演していた清野菜名さんが被害を受けていた可能性はもしかしたらあるのかもしれませんが、現時点では憶測にすぎず、具体的なことは言えません。
いずれにせよ、現時点では、園子音さんにセクハラされたことがわかっているのは、千葉美裸さんだけとなっています。
園子温と松崎悠希にはどんな関係が
松崎悠希の知人がセクハラされたと告発
現在、園子温さんと訴訟問題を行っている松崎悠希さんですが、実は週刊女性の告発以前から園子温さんに知り合いが性加害を受けたことで、園さんを告発していました。
俳優の松崎悠希さんは、週刊女性が園子音さんについての暴露記事を出す以前から、知人が園さんにセクハラをされたとして、以下の投稿のように園子温さんを告発していました。
週刊誌以前から、園さんを批判していたことで注目を集めます。
訴訟トラブルになっていた
日々SNSなどで園子温さんを批判されている松崎悠希さんは、園子温さんと法律トラブルに陥っていました。
2025年5月、俳優の松崎悠希さんは、園子温さんとの間で起きていた民事訴訟について判決文が出たことを公表。
その結果、松崎さんは22万円ほどの賠償金を払わなければいけなくなったものの、園子音さんの性加害については事実であることが裁判所によって認められる事態となりました。
つまり、試合に負けて勝負に勝ったのは松崎さんの方であったのでした。
この判決を受けて、園子温さんは2025年5月27日、東京・丸の内の日本外国特派員協会で記者会を開き、自分は性加害を行っていないと改めて表明。
その最中にはまた映画を作りたいと、感情を明らかにする場面もありました。
園子音のプロフィール・代表作
プロフィール
園子温さんは、1961年12月に愛知県豊川市で生まれました。
元々は漫画家を志望していたものの、出版社から没を食らってしまったので、映画監督を志望するようになり、1986年、8mm映画『俺は園子温だ!』がぴあフィルムフェスティバルに入選したことで、映画監督の道を歩むようになりました。
代表作
園子音さんは過去に複数のホラー映画作品を製作し、日本のホラー映画界の第一人者としてその名声を欲しいままにしました。
2002年3月には映画『自殺サークル』を製作。
突如、50人以上の女子高生が集団自殺を行うという事件が発生、やがてその現象は日本中に移っていくという内容のサイコ・ホラーでした。
また、2007年には栗山千明さん主演のサイコ・ホラー映画『エクステ』を製作。
こちらは呪われたエクステを配りながら連続殺人を楽しむサイコパスと、その騒動に巻き込まれた若者たちの戦いを描く内容で、サイコパスを演じる大杉連さんの演技に賞賛が集まりました。
そして、2011年には日本史上最悪ともいわれているサイコホラー『冷たい熱帯魚』を製作。
こちらは、俳優のでんでん氏扮するサイコパスの連続殺人鬼が生々しく恐ろしい反面どこかユーモアがあるという、まるでバットマンのジョーカーのような殺人鬼を怪演。
本作はカルト的なファンを多くうんでおり、現在でも高い人気があります。
このように、園子温さんはセクハラ問題が本格的に炎上する以前は、日本サイコホラー界の名手として君臨していたのでした。
まとめ
今回は、映画監督の園子温さんのセクハラ騒動について様々な情報をご紹介しました。
これからも園子温さんの動向に目が離せませんね。
それではまた。