音楽

宇多田ヒカル自身初のベストアルバム「SCIENCE FICTION」徹底解説!Re-Recordingの魅力や新曲Electricityの解釈について

引用元:https://www.utadahikaru.jp/

2024年4月10日、宇多田ヒカルのデビュー25周年を記念した自身初のオールタイムベストアルバム「SCIENCE FICTION」が発売されました。

本記事ではファン歴10年以上の筆者がSCIENCE FICTIONに収録される全曲のリスト注目すべきポイントやこのアルバムの魅力を解説します。

SCIENCE FICTIONにはベストアルバムといえど、生粋の宇多田ヒカルファンにとっても注目すべき内容が盛りだくさんです。

宇多田ヒカルの音楽の歴史と魅力が詰まったこのベストアルバムを掘り下げていきましょう。

宇多田ヒカル「SCIENCE FICTION」収録曲

収録内容は以下の通りです。

DISC 1

01. Addicted To You (Re-Recording)
02. First Love (2022 Mix)
03. 花束を君に
04. One Last Kiss
05. SAKURA ドロップス (2024 Mix)
06. あなた
07. Can You Keep A Secret? (2024 Mix)
08. 道
09. Prisoner Of Love (2024 Mix)
10. 光 (Re-Recording)
11. Flavor Of Life -Ballad Version- (2024 Mix)
12. Goodbye Happiness (2024 Mix)

DISC 2

01. traveling (Re-Recording)
02. Beautiful World (2024 Mix)
03. Automatic (2024 Mix)
04. 君に夢中
05. 何色でもない花
06. 初恋
07. Time
08. Letters (2024 Mix)
09. BAD モード
10. COLORS (2024 Mix)
11. 二時間だけのバカンス featuring 椎名林檎
12. Gold ~また逢う日まで~
13. Electricity (新曲)
14. Somewhere Near Marseilles -マルセイユ辺り- (Sci-Fi Edit) [Bonus Track]

注目曲

新たにレコーディングされた曲

SCIENCE FICTIONでは「Addicted To You」「」「traveling」三曲が新たにレコーディングされました。

かつての名曲が今の宇多田ヒカルの音楽観でレコーディングされるのはファンとしては非常にうれしいところ。ベストアルバムだからこそできる試みです。

個人的な感想としては「traveling」が最高でした。

「綾鷹」のCMとしてのスペシャルムービーも公開されています。

↓↓

イントロの部分で若干のアレンジもありました。

●原曲「Let’s go for a ride!」→今回「Wanna go for a ride?」

●「ねえ、いまなにしてる?」という日本語部分の追加

一緒に行こうよ!」という感じだった原曲から、「一緒に行く?」という雰囲気の、どこか大人の余裕を感じさせるようなアレンジとなっています。

このアレンジが素晴らしすぎて、Re-Recordingの試みは音楽業界全体でもっと流行ってもいいのでは、と個人的に思いました。

リミックスされた曲

リミックスされる曲はさらに多く、10曲にわたります。

いやいやリミックスなんて大したことないだろう、とお考えの方にもとりあえず一曲お聞きいただい。

「Automatic (2024 Mix)」がこちら。

↓↓↓

どうでしょう、Automatic を聞きこんできた方ほど違いを感じるのではないでしょうか。

曲全体を通して一つ一つの音が聞き取りやすくなっています。わかりやすいのはAメロのベースの音でしょうか。また、サビで大きく盛り上がるのも非常に良いリミックスだなと感じました。

今まで何度も聞いてきた曲を新鮮な感覚で味わうことができる。こんな体験を10曲分もできる、そんな素晴らしいアルバムが「SCIENCE FICTION」です。

新曲『Electricity』

そして、待望の新曲もこのアルバムには収録されています。タイトルは「Electricity」。

伊藤忠商事のCMにも起用されました。

宇多田さんはこの曲について以下のようにコメントしています。

私が自分の中から、人から、宇宙と地球から感じる不可視なエネルギーや波動とその不思議で強力な結びつきを表現しました。

「SCIENCEFICTION」というアルバムタイトル通り、地球に移住してきたり観光に訪れた宇宙人二人が地球で出会うというSF物語のような設定の歌詞世界です。

宇多田ヒカル、本邦初公開の新曲「Electricity」を披露 コメントも到着「困るような状況に陥ることも大事なこと」 – モデルプレス (mdpr.jp)

「宇宙人同士の恋愛」というある種突飛な発想から始まり、大切な二人の間をつなぐのは「Electricityかなにかであるという普遍的な結論に至る、そんなおもしろさのある曲です。

アインシュタインが娘にあてた手紙(この手紙が本物かどうかの真偽は定かではないらしいですが)を引用した、

愛は光 愛は僕らの神髄

というフレーズも印象的です。

文学から哲学、果ては量子力学まで、様々な分野について日々学んでいる宇多田さんだからこそ創れる、そんな曲だなと感じました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。SCIENCE FICTIONはベストアルバムですが、宇多田ヒカルの曲を聞きこんできた熱狂的なファンこそ楽しめる一枚なのではないかと思います。

ベストアルバムにライブに、2024年は宇多田ヒカルを満喫できる一年になりそうですね。

(筆者はライブ落選しましたが。。。)

それではまた。

ABOUT ME
くちま
趣味は音楽、古着、料理、野球観戦。 「気になったことは納得いくまで調べる」

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