0円物件ってなに?タダで家がもらえるの!?
でも、タダってちょっと怖い、、
最近じわじわ注目を集めている「0円物件」。名前のインパクトが強烈ですよね。
そんな0円物件に対して、上記のような疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。
この記事ではそんな方に向けて「0円物件とは何か」「買い手のメリットとデメリット」をまとめました。
ぜひ最後までご覧ください!
0円物件とは?
そもそも0円物件とは何なのか、というところから解説していきます。
0円物件とは、土地や建物を無償で譲渡している物件のことです。
0円物件の出品者が無償で譲渡する主な理由は以下の通りです。
- 空き家対策
- 物件を解体しなくて済む
- 税金対策
高齢化や人口減少の影響で空き家が増える中、解体費用や固定資産税を払うくらいならば「無償で譲渡してしまいたい」と考える人が増えているのです。
実際、0円物件のマッチングを行うサイト「みんなの0円物件」には全国の0円物件が多数掲載されています。
いかがでしょう、0円物件について知らなかった方も興味がわいてきたのではないでしょうか。0円で土地や建物がもらえる、というのは魅力的ですよね。
ではここからは「0円物件を譲り受ける」側のメリットやデメリットについて解説していきます。
0円物件のメリット
無償で物件が手に入る
補助金・助成金を利用できる場合がある
居住用や投資用など、自由に活用できる
無償で物件が手に入る
最大のメリットはやはり無償である、という点です。
不動産登記の費用やリフォームの費用はどうしても必要になりますが、それでも物件価格が0円というのは初期費用を大きく抑えることにつながります。
補助金・助成金を利用できる場合がある
0円物件を譲受することで、国や自治体から補助金や助成金を利用できる可能性があります。
補助金や助成金を出す理由は、家屋倒壊や犯罪発生のリスクを抑えたり、過疎化が進む地域を活性化させるたりするためです。
空き家問題はこれからますます深刻になることが予想されており、更なる対策が講じられていくはずです。
補助金や助成金の制度も今以上に整っていくことが期待されますね。
居住用や投資用など、自由に活用できる
0円物件は居住用としてだけでなく、不動産投資の対象としても魅力的です。
0円で購入し、賃貸住宅やシェアハウスとして貸し出すことができれば大きな利益につながる可能性を秘めています。
「不動産投資に興味があるけど、初期費用が高くて手が出せない」という方は0円物件に着目してみるのも良いのではないでしょうか。
0円物件のデメリット
シロアリなどの害虫リスク
立地が不便な可能性
税金がかかる
リフォームやリノベーションが必要
シロアリなどの害虫リスク
0円物件の空き家は「木造」で「築年数が古い」ことが多く、シロアリなどの害虫の被害を受けている可能性が高くなります。
害虫駆除費用が発生する可能性が高いため、事前の確認が重要になります。
0円物件のような無償譲渡の場合は、シロアリの被害がひどかったり、基礎部分が腐食していたりしていても、前所有者に対して損害賠償の請求をすることができないケースが多いため要注意です。
そういった費用は仕方ない、と考えて以下のような業者に頼るのも一つの手段でしょう。
雨宮のシロアリ・害虫駆除対策【雨宮】立地が不便な可能性
0円物件の多くは過疎化が進む地方で出品されています。
だからこそ「0円」なのであり、いわゆる「好立地」は期待しない方が良いかもしれません。
特に不動産投資として考えている方は事前のリサーチを入念に行うことをお勧めします。
税金がかかる・リフォームやリノベーションが必要
0円物件といえど、実際には物件や土地代以外の費用が必要です。
まず、通常の不動産と同じように取得時に税金がかかります。
かかる税金の種類としては、贈与税・登録免許税・不動産取得税・固定資産税・都市計画税などが挙げられます。
さらに、所有権移転登記申請を司法書士などに依頼する場合には、別途代行費用がかかります。
また、0円物件の多くは古い建物であり、リフォームやリノベーションは必須と考えておいた方が良いでしょう。
まとめ
0円物件のメリットやデメリットについてまとめてみました。
「0円」というのは買い手からしたら魅力的ですが、売り手側から見ても0円で譲渡するだけの理由がある、ということを肝に銘じておく必要がありそうですね。
とはいえ、うまく活用することができれば大きな利益につながる可能性もある0円物件。
気になる方はぜひ入念なリサーチを。
それではまた。