ブックオフグループは2024年8月6日、従業員による架空買い取りなどの内部不正の調査の中間報告を行いました。
現時点で、国内24店舗でこれらの不正行為を発見しているとのこと。
この記事ではブックオフの内部不正とは何なのか、解説します。
また、不正が起きた店舗はどこなのかについても調べてみました。
ぜひ最後までご覧ください。
ブックオフ内部不正とは?何が起きた?
まずは「内部不正っていったい何?」というところから解説します。
不正内容・不正方法まとめ
不正は一言でいうと、架空買取です。
ブックオフ公式からの発表は以下の通り。
・取引の実態が存在しない買い取りをシステム上に記録し、それに対応する現金を従業員が着服する行為
・買い取りがあり、客への査定金額は適切であったが、システムに登録する際に単価や点数を水増し、もしくは別の商品コードで登録し、水増し分の現金を着服する行為
・取引の実態がない買い取りをシステム上に記録し、その後同等の商品の売り上げをシステムに登録して売り上げを偽装、あるいは過大に計上する行為
買取の際に従業員が客に対し、「10円で買い取ります」と言っておきながら、店舗システム上は「100円で買い取ったことに」して、「差額の90円を着服する」みたいなことが起こってしまっていたのかもしれません。
これはかなり重大な問題ですよね。現在表に出ている不正も氷山の一角なのではないか、という気もします。
利用者としては不安が募ります。
6月末から調査は行われていた
内部不正に対する調査は6月末から行われていました。
6月末~7月頭に近くの店舗が臨時休業していたのを見た方も多いのでは。
当時から調査が始まっていたのですね。
この内部不正は恐らく残っている証拠も少なく、調査が難航しているのではないかと考えられます。
対策はしていなかったの?
ブックオフでは各店舗の店長や主任を中心に、店舗在庫の管理を行っていました。
また、社内ルールを適切に運用できているかは複数店舗を所轄するエリアマネージャーなどが確認をしていたとのこと。
しかし、この仕組みでは今回の不正は発見できませんでした。
不正を行っていたのは内部の人間ですから、発見が難しいことは想像できます。
現在、事実確認とともに問題の発生原因についても調査継続中とのことです。
不正が発覚した店舗はどこ?
自分の利用している店舗に不正があったのか、気になる方も多いはず。
今回不正が発覚した24店舗とはどこなのかについても調査してみました。
しかし、結論から言うとどの店舗が不正を行っていたのかは未発表でした。(8/7現在)
現時点でわかっているのは、
- 6月末に休業していたからといって不正があった店舗とは限らない。(すべての店舗で調査のため休業していた。)
- 不正が発覚した24店舗がどこなのかは公式には発表されていない。
- 24店舗が今後休業するのか、閉店するのかについても未発表。
- 現在も調査継続中。
ということです。
今回のブックオフからの発表は中間発表であり、現在も調査は続いています。
ブックオフの発表全文を確認しましたが、不正の影響なども含め、正直に報告している印象があります。
ここからはあくまで予想ですが、
今後調査が進み、不正店舗の特定や処分が確定した際にはブックオフから発表があるのではないか、という気がします。
ブックオフ公式の発表全文
ブックオフ公式発表の全文が気になる方は以下をご覧ください。
(本記事は主に以下の内容をまとめたものになります)
ブックオフグループホールディングス (bookoffgroup.co.jp)
まとめ
8/7現在でわかっているブックオフ不正問題についてまとめました。
まだまだ調査は継続中。今後の動向にも注目です。それではまた。
それではまた。